高齢者の一人暮らしのデメリットや注意点

高齢者の方も元気なうちは1人で気ままに生活したいと考える人が多いのではないでしょうか。まだ体が健康なうちは同居より一人暮らしで気ままに過ごせるうえ、ストレスも少ないと感じるのです。ただ高齢者の一人暮らしにはデメリットもあります。一番気を付けておきたいのが病気に気が付きにくくなるという点です。同居している家族がいれば体調の変化にも気が付きやすく早めに病院に連れていくなど対処ができますが、一人暮らしの場合はどうしても不調を見つけにくくなってしまいますね。特に認知症は自分ではなかなか気が付かない症状なので、一人暮らしだと誰も気が付かないままあっという間に進行してしまうなんてことも考えられます。

認知症に治療方法はないものの早期発見し適切にケアすると進行を遅らせられる可能性もあります。一人暮らしだったために、早期発見の機会を見逃してしまうのは本人だけでなく、家族の生活にも大きな影響が出てしまうことにもなります。それに認知症が進行することで家の中で家事などの事故を起こしてしまうことも考えられます。

こういったデメリットがあってもやはり一人暮らしを選びたいと考える高齢者の方も多いと思いますし、すぐに同居できるご家族ばかりでもないでしょう。ただ家族が定期的に顔を出したり電話したりするようにするだけで、体調の異変に気付けるきっかけは増やせます。高齢で一人暮らしをしている家族がいる場合は連絡する回数を増やしたり、高齢者の方も意識して家族に電話やラインをするようにしたいですね。